『役者目指してる』って言う必要ありますか?

どうも、昔は演劇やってました、ちょく(直)です。

 

今はもうパフォーマーではないんですが、高校の同級生とかは今でも尚活動してる人が多く、何だったら一緒に劇中でデュエットやった子が仮面ライダーになったりしています。

 

かくいう僕もなんとなくで入学した演劇科で演劇やらミュージカルをやり、卒業してからも色んな舞台に出演したりお仕事させて頂きました。

 

なんとなくで入っちゃったので「俳優になって人気者になって一貫千金じゃー!!」みたいな目標もなく、当時クラスでは浮いていたと思います。たぶん。

 

それでも10年くらい続けてこれたのは、目立つのが好きとか演じるのが好きとかそういうのではなく、作品を創るのが楽しかったのです。これが今のライター活動に繫がってくるのではないかな、と。

 

でね、演劇やってた頃に思ってたのが、演劇やってない人によく「役者目指してるの?」とか言われるのです。

 

「役者目指してるの?」と言われる当事者からすれば何かもどかしい感じしませんか?僕はしました。

 

「役者やりたい」って言って何もしてない人に「役者目指してるの?」って言うのは正しいと思うんですよ。

ただ、現状俳優として活動してる人に「役者目指してるの?」ってちょっと違うと思ってました。

 

だって既にお客さんからお金とって観てもらってる時点で役者でしょ?目指すも何も既に役者なんですから。

そりゃその世界知らない人からすれば劇団四季とか文学座とか、有名どころでやってなければ役者とは言えない、という意見もわかります。

 

ただね、この世界、言っちゃったもん勝ちな所があるんです。

 

僕も今でこそライターとしてそこそこ書かせてもらうようになりましたが、お金発生する前から「ライターです」って言ってました。言うだけはタダだし、言わないとただのブロガーで変な人だったのです。

 

それでも、最初はウソでも後から真実に出来るのが今の時代ですから。

 

この春、専門学校や養成所を卒業してフリーになる演劇人もいるでしょう。最初は厳しいし、バイトしながらオーディション受けるとか、そういう日が続くと思います。

 

それでも、「役者目指してるの?」と言われたら、「もう役者です」って言っちゃえ。

いっそのこと「来年にはスターになってます」とかもいいですね。

 

なるかならないかは運だったり実力だったりしますが、‘言霊’とは本当にあるのです。

僕が所属していた劇団は、「海外で通用する」とか「海外公演する」と言いまくってたら本当に海外に行ったし通用しました。

 

僕も舞台の真中でインド人に拍手っ喝采スタンディングオべショーン経験しましたよ。(自慢)

 

だから僕も、何かを頑張ってる人に「○○目指してるの?」と簡単に言っちゃいけないなーと思いました。「○○として頑張ってるね」くらい言える大人にならなきゃ。

 

ということで、僕も言霊を信じて言っちゃいます。

 

 

 

 

 

「転職するぞ!」

 

 

 

以上です。

 

ちょく(直)でした。